太陽光発電所の安い防草対策はコレ!鉄鉱スラグ製品のカタマSP
鉄鋼スラグを利用した防草対策
太陽光発電所の保守管理で一番大変な草対策にいろいろな方法が取られていますが、
どれも一長一短で、絶対にこれだ!という方法がありません。
雑草対策 価格 防草効果
コンクリート舗装 高価 ◎
高い防草シート 高価 ◎
安い防草シート 安価 ○
砕石しき 安価 △
なにもしない タダ ×
除草剤 安価 年2回程度必要 1回あたりの手間少
草刈り機 高価 年3回程度必要 1回あたりの手間大
カバープランツ 安価 繁殖と雑草の抑制効果が不明
エコ丸個人的には安い防草シートを全面に敷くのが一番安く上がって、メンテナンスの
手間がかからない方法だと思っておりました。
ただ、この方法でも全く草が生えないという事は無いので、除草剤散布と併用して
除草対策を行います。
安い防草シート + 除草剤の合わせ技で対応しています。
全く手間なしで、20年という長期に渡って防草効果を発揮して、かつ価格も安いといった
いいとこどりの様な防草対策は無いかずっと考えていた所、カタマという
鉄の製造時に副産物として発生する鉄鋼スラグを、太陽光発電の防草対策として
利用している現場があることを知り取材してきました。
カタマSP(固まる簡易舗装材料)の施工や商品に関する紹介
http://www.nssmc.com/product/slag/katamasp.html
施工例を見ると、林道や道路の側道、太陽光発電所の防草対策として
実績があるのがわかります。
田んぼを農転して設置する500KW(高圧)の太陽光発電所に利用
今回取材してきたのは、田んぼを農転して設置する500KW(高圧)の太陽光発電所です。
架台はスクリュー+アルミ架台を採用しています。
元田んぼですから、日当たりは当然最高です。という事は雑草にとってもこの上ない
繁殖の条件です。何かしらの防草対策をしないとあっという間に草ぼうぼうになって
しまうはずです。
今回の取材でエコ丸が気になっていたのが、以下の2つでした。
@カタマSPの仕上がり具合(本当に防草効果がありそうなのか?)
AカタマSPを施工した盤にスクリュー杭が打設できるのか?
実際はどうでしょう???
カタマのアップです。コンクリートほどキメが細かくありませんが、カチカチに
固まっているので草は生えそうにありません。
全体写真 カタマは水の浸透性は少しありますが、雨水を流す対策が必要。
端部は防草シートを施工。コンクリートの基礎の上にキュービクルを設置します。
カタマの施工後にスクリュー杭の施工は可能です。
ただし、杭の周囲のカタマはボロボロになるので防草効果がなくなります。
スクリュー杭を施工した後に、杭の周囲の補修が必要になります。
杭を打設した後に、カタマを施工する方法では転圧ローラーが入らなくなったりするので
手間がかかります。
施工順序は @カタマ施工→A杭打→B杭周囲のカタマ修正 になります。
カタマSPを施工した盤にスクリュー杭が打てるというのがいいですよね。
コンクリートではこういう事はできません。ただし、杭打のミニバックホーのキャタの跡は
少し残ります。
カタマの施工費
雑草対策として良いのは解りましたが、あとは価格です。
価格は施工費込みで、高い防草シート(施工費込み)と同等程度になると思われます。
高い防草シートの場合、シート代600〜800円/m2、施工費は700円/m2程度かかるとして、
1400円/m2かかります。300坪の敷地の場合約1000m2なので全部で140万ぐらい。
気になる寿命ですが、これぐらい高い防草シートなら20年は持つと思います。
カタマの材料+施工費は、高い防草シートと同等かもう少し安い程度だと思います。
価格と防草効果、寿命を考えると十分検討の土俵に上がりますね。
今回の取材では、架台組立前だったので完成してからもう一度行きます。
そして、カタマはなかなかよさそうなので、エコ丸も次の発電所で採用してみたいと思います。
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