太陽光発電の発電量を増やす方法/コーティング/散水/反射板/角度追従

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太陽光発電の発電量を増やす方法/コーティング/散水/反射板/角度追従

発電量が増えればいいこと尽くしですよね。ここでは具体的な4つの方法を紹介します。

太陽光発電の発電量を増やす方法として

太陽電池パネルのコーティング

夏場の温度上昇対策での散水

反射板を設置して日射量を増やす

太陽の動きに合わせてパネルの角度を追従させる

などが考えられます。
これらを複合的に実施することによって、発電量を30%近くアップさせた事例もあるそうです。
それぞれの施策で、費用対効果が良い物を実施してみるのはいかがでしょうか?

コーティング剤を塗る

ソーラーパネルについた汚れは基本的には風雨によって洗い流されます。しかし、ガラスパネル表面の
経年劣化により、そのセルフクリーニング効果はどんどん落ち、残った汚れは固着していきます。

太陽光パネルに固着した汚れは、発電効率を低下させる原因になると考えられます。
そこで、ソーラーパネル表面にコーティング剤を塗ることによって、ガラスパネル表面の親水性を高め
自己洗浄作用(防汚性)をアップさせたり、太陽光パネルの長寿命化(劣化防止)させることが出来ます。

ここで紹介するコーティング剤は、汚れを付きにくくして発電量の低下を防止するものですが、
コーティング剤によっては、ガラスパネルでの光の反射量が変わり、太陽光透過率が上がる物も
あるので、コーティングするだけで発電量が上がることもあり得ます。

実験動画
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コーティング剤のメーカー
ソーラーセルフメンテコート
 M-50シリーズ　宮崎化学
 Atmシールド　東亜システムクリエイト　

散水してソーラーパネルの温度を下げる

夏場の温度上昇対策として散水する方法です。

結晶シリコン系の弱点として、温度上昇に伴い出力が下がる傾向があります。
その低下割合は、10～15％程度と考えられます。
この特性から、夏場より気温があまり高くない3月や5月の方が、発電量が多い場合もあります。

夏場に効率良く、太陽電池パネルの熱を除去する方法として、パネル面に散水を行うことで、
蒸発冷却を利用してパネルの温度を下げる方法が取られます。
散水の水源に水道を利用すると水道代がかかるので、井戸水や雨水を利用する方法も考えられます。

PV散水システムの一例
http://www.forvice.co.jp/item/energy/362/

反射板を設置する

並列に設置しているモジュールの各背面に、後ろの列のモジュールに反射光が当たるように反射板やシートを
取り付け、日射量を増やす方法です。いろんなアイデアがありそうです。

パネルの裏側に反射パネル設置(ハンファジャパン)
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1212/06/news018.html

太陽電池パネル用補助反射板(PV用)
http://www.keeplon.co.jp/product/tinox02.html

太陽光発電アシストシート 安上がりでおもしろそう
http://www.energy-f.com/sun.html

ソーラーパネルの角度を変える

「ソーラーパネルの角度を調節することで日射量を増やす」というのは普遍的な対策であり、
日々の対応や季節ごとの対応、手動による角度調節、1軸式・2軸式などさまざまな物があります。
自動で太陽光を追跡する高度なタイプのシステムもありますが、問題は対投資効果になります。
あまり大掛かりなシステムでは、元が取れません。また、既設のシステムに導入するのは難しいので、
導入検討は計画段階で行うべきでしょう。

比較的現実的なものを紹介します。

手動式傾斜角可変架台 [手動式傾斜角可変架台]
http://www.g-mark.org/award/describe/39352

looop 角度可変式架台

15・30・ 45度と3段階にパネル角度を変更可能。季節毎の太陽の角度に併せて最適なパネル角度に
調整することで年間約3～5％の発電量アップを目指せます。
http://looop.co.jp/notice/20130401.html