産業用太陽光発電の運転維持費と調達価格

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産業用太陽光発電の運転維持費

10KW以上の産業用太陽光発電の調達価格(買取価格)と運転維持費はどれぐらいかかる
物なのでしょうか?

調達価格等算定委員会のデータを見てみたいと思います。

太陽光発電10KW以上

	平成24年度	平成25年度
調達価格	40円/KWh(税抜) 42円/KWh(税込)	36円/KWh(税抜) 37.6円/KWh(税込)
システム単価	32.5万円/KW	28.0万円/KW
土地造成費	0.15万円/KW	前年度の前提を据え置き
土地賃借料	年間150円/m2	前年度の前提を据え置き
修繕費	建設費の1.6%　/年	前年度の前提を据え置き
一般管理費	修繕費・経費の14%　/年	前年度の前提を据え置き
人件費	300万円/年	前年度の前提を据え置き
IRR	6.0%	前年度の前提を据え置き
調達期間	20年	20年

IRRとは、投資評価の一指標で、内部利益率あるいは内部収益率と呼ばれます。
IRRは投資額と投資に伴う収益額が同金額となる場合に0%となり、収益額が投資額を
上回る場合にプラスになります。プラスの方が良いということになります。
IRRは、投資額が同じ場合、収益額が多いほど、収益の回収が早いほど高くなります。

例えば銀行から年利3％でお金を借りてきて太陽光を設置したとします。そしてその場合に
IRRが3%以上を上回っていれば設備投資を行っても事業が成功することを意味します。

H25年度は前年にくらべ調達価格(買取価格)が1割下がりました。太陽光発電のシステム単価が
12～13%下落しているので、それに合わせて下がった事になります。
その他の運転維持・管理費は前年と前提条件は変わっていません。

産業用太陽光発電を検討されている方は、上記のデータを参考に計画されると良いでしょう。