太陽光発電のスクリュー杭打ち/油圧オーガーAG2000+アタッチメント

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太陽光発電のスクリュー杭打ち/油圧オーガーAG2000+アタッチメント

野立て地上設置で太陽光発電を設置する場合、架台をどのようなタイプの物にするか悩みます。

単管パイプ架台、アルミ式の架台、スチール式の架台、U字コンクリートブロック架台、木製架台、
置き基礎タイプの架台などなど、本当にいろいろなタイプの架台があります。

それぞれに一長一短があるのでどれが一番良いかは甲乙付け難いですが、一番リーズナブルに
設置しようと思ったら、スクリュー杭+アルミ架台又はスクリュー杭+スチール架台ではないかと思います。
スクリュー杭は重機などの機材がそろっていれば、比較的簡単に施工出来て、引き抜き強度的にも
コンクリート基礎と変わらないというデータもあるため、一番多く採用されています。

ただスクリュー杭の欠点は「石の多い所には不向き」であるという事です。栗石と言われるこぶし大の
石でもあった場合は、なかなか杭が入っていきません。川の近くや山に近い所は石が多い地盤が
多いので、そういった土地の場合にはスクリュー杭はあきらめ、他の基礎工法を選択します。

スクリュー杭の施工は小型のバックホー(0.15～0.25m3クラス)の先端に油圧オーガーを取り付けて
施工します。油圧オーガーは丸善工業製の物が広く出回っています。

今回は、近くの建機リース屋から油圧オーガーとバックホーのセットでリースしました。
リース料はセットで1.3万～1.8万/日程度で重機の回送代が別途かかります。

スクリュー杭の施工でキモなるのはオーガーと杭との連結部分です。ワンタッチで取付け・取外しが
出来るようなアダプター(連結治具)が必要になってきます。スクリュー杭をたくさん施工している業者は
一般なスクリュー杭のアダプターであれば持っていると思いますが、杭のフランジ形状が変わったもので
あれば、それに対応したものを作らないといけません。

今回用意したスクリュー杭はいわゆる一般的でないタイプの物だったので、丸善工業に電話して
アダプターの部品を送ってもらいました。その部品に杭に合うフランジを溶接して特別に製作しました。

スクリュー杭・杭打アダプター