太陽光発電の価格や失敗しない為の太陽光発電の仕組みをご紹介

太陽光のアルミ架台を中国から個人輸入

太陽光のアルミ架台を中国から個人輸入

 

アルミ架台 スクリュー杭
スクリュー杭が中国からやってきた!

 

 

今回は架台を中国から個人輸入するという方法にチャレンジしました。安く架台を仕入れるためです。
普通はあまりこんなことはしないかもしれませんが、スキルアップのためにやってみました。

 

 

中国からアルミ架台を個人輸入するには次の4つのステップで行います。では行きましょう。

 

 

@見積りと契約

 

まず、中国の架台メーカーに配置図面などを送り、こちらの要求を伝えます。
そして、架台の見積りを出してもらいます。

 

Proforma Invoice(見積送り状)をもらい
支払い方法、納期、港の指定、送料の負担などを確認します。
OKなら売買契約を結びます。

 

発注時の支払い金額割合、残金の支払い時期(中国船積み時に残全額支払いが多いと思います)
通常は米ドルで見積り、米ドルで支払いになります。

 

今回の中国メーカーは日本との貿易実務に慣れていて日本語の書面を用意してくれました。

 

今回取引した中国の架台メーカーは
ココです。→http://www.hugergy.com/
「厦門 HUEG ENERGY」 担当 周さん 
周さんには一度工場の見学に来てくれと言われています。
都合がつけば是非一度行ってみたいと思います。

 

 

〜見積り概要〜

 

 

出港地 中国 アモイ港
目的地 名古屋港

 

荷物
太陽光発電の架台 71.76KW
スクリュー杭+アルミ製N型架台

 

材質
架台はアルミ
ネジはステンレス
スクリュー杭はSS400なので鉄です。

 

価格は一式 CIF名古屋港 10874.36 USドル
20FTコンテナ1つ

 

支払いタイミング 
50%前金、残り50%はB/L発行時(中国船積み時)

 

コンテナのサイズ
コンテナ
大きいコンテナが40FT 約12m  小さいコンテナが20FT 約6m

 

 

A商品代を海外送金する

 

 

海外送金するなら都市銀行が良いでしょう。中国に海外送金したいと
窓口の人に言うと、別の所に案内されます。
その後、別の場所で本人確認は当然のこと、送金するお金がどこから来たものか、
何処にどういう理由で送金するのか、イロイロ聞かれます。
銀行の方もマネーロンダリング防止のためにいろいろ通達が出ているようで、
確認作業が大変です。
その際に前述のProforma Invoice(見積送り状)を銀行に持っていくと便利です。
送金先の銀行コード(スイフトコード)、支店住所など必要ですからよく確認しておく
必要があります。
だいたい相手の口座まで2、3日あれば送金することができます。

 

 

 

 

B税関輸出入者コードの取得

 

 

税関輸出入者コードの取得を行います。
http://www.customs.go.jp/zeikan/seido/zeikancode.htm

 

継続輸入する場合や税関で引っ掛かる可能性を下げるために取得した
ほうが良いそうです。まあ、太陽光の架台は税関で引っ掛かるような
いかがわしいものではありませんが、
エコ丸は継続して架台やパネルを輸入する可能性があるのでコードを取得しました。

 

 

申請書(エクセル)をダウンロードする→エクセルに入力→メールで申請書を送る→
別途、住民票を郵送で送る

 

一週間以内にメールで税関輸出入者コードを通知してくれます。
(やってみると以外と簡単です)

 

 

C貨物を自分の現場まで持ってくる

 

 

貨物を港から自分の現場まで運ぶ場合、通関費用・消費税・関税・税関で検査に
なったときの検査費用・コンテナの国内運送費などは輸入者の負担になります。

 

これらの費用はバカにならないぐらい高いのですが、素人ができるものでは
ないので、乙仲業者に代行してもらうことになります。

 

乙仲(おつなか)・・・・海運貨物取扱業者(海貨業者)の通称

 

 

今回、エコ丸が利用した乙仲業者は旭運輸という所です。
以下を乙仲業者に送って通関に関する手続きを代行してもらいました。

 

・税関輸出入者コード
・通関を代行してもらう通関委任状
・原産地証明書(FORM A)の原本
・インボイス詳細(パッキングリスト)
・コンテナ取扱料の振込の明細
・通関に関する費用の振込の明細
※サレンダーのためオリジナルのB/Lは不要

 

2〜3日後、税関検査終了ののち、輸入許可書なるものが発行され
晴れて輸入許可となります。

 

 

 

で、実際にいくらかかったの?

 

 

今回中国から直接個人輸入で架台をとりよせました。
かかった費用は、商品代、船輸送費、輸入通関料、関税、消費税、
コンテナ取扱料、ドレージ料、デバン車積、国内運賃などなど
商品代以外にいろいろかかりました。
初めて聞く事もたくさんありました。

 

 

実際にいくらかかったか公表します。

 

 

●商品代

 

商品代 CIF名古屋港 10874.36米ドル
ドル円レート120円
海外送金手数料 5500円(みずほ銀行)
1,347,904円 -------(1)

 

 

 

 

●輸入にかかる費用

 

105,000円 コンテナ取扱料
11,800円 輸入通関料 (免税)
15,000円 輸入取扱料 (課税)
13,000円 ドレージ料 (課税) コンテナヤード→デバン倉庫
22,776円 デバン車積 (課税)
17,100円 トラック料金(課税) 国内送料4t平
16,500円 税関検査 (免税) 大型X線検査を行なった後、コンテナ開扉検査
5,430円 課税部分の消費税 
143,900円 関税・輸入品の消費税 
関税 アルミ製品 3% ネジ 2.9% 鉄製品 FREE
商品にかかる日本の8%の消費税
--------------------------------
輸入にかかる費用総合計 →350,506円-------(2) 高っ!

 

 

総合計(1)+(2)=1,698,410

 

 

1,698,410/71.76=23,668
全部いれて2.37万/KW(税込)になりました。

 

為替が1$120円と円安状態で、結果的にあまり安くはなりませんでした。(泣)
アルミ架台+スクリュー杭の国内の相場が2.5〜3.0万/KW(税抜き)なので
KWあたり5,000円程度安くなりました。
極端に安くなったわけではありませんが、とてもいい勉強になったと思います。

 

アルミ架台 スクリュー杭

 

 

アルミ架台 スクリュー杭

 

正式に契約して、発注してから手元に届くまで約1か月かかりました。
船は1W〜10日見ておけばいいと思います。

 

 

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専門用語解説

 

ドレージ
海外からコンテナで輸送されてきた荷物を、デバンニング
することなく直接目的地まで陸送するので、港でデバンニングするより
早くかつ安価で手元に荷物を届けることが出来きる。
解りやすく言えば、コンテナのまま目的地に陸送するという事です。
※今回はコンテナヤードからデバン倉庫までのドレージ料を請求されました。

 

デバン車積 (デバンニング)
コンテナから貨物を取り出す作業のこと。主にパレットに載った貨物を
フォークリフトなどの運搬車両で出し入れする事を指します。
港でコンテナからトラックに積替える作業です。

 

インボイス
送り状。輸出入する品物の品名・価格・数量・原料等が記載されている明細書

 

サレンダー
荷受人がオリジナルB/L(船主証券)なしで輸入貨物の引取りができる。

 

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4基目の施工の様子
@4基目低圧62.4KW計画がいよいよ始動
A中国からアルミ架台を輸入
B連係負担金(工事負担金)がキター
CREC社パネル入荷・整地作業
Dスクリュー杭打ち・アルミ架台設置・パネル取付
Eパワコン設置・電気配線・連系工事

 

 

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